ミスタードーナツ事件(2)~いかに初期対応すべきだったか?

 本件では,取引業者からの指摘を受けて会社として調査した結果,我が国内での未承認酸化防止剤が使用されていたというのですから,即刻その使用,並びにその混入した商品の販売を中止すると共に,製作済み商品の全品廃棄を速やかに実施すべきでした。しかし,実際には検査中の販売継続は最初からの方針だったことが露見するに至り,社会的なひんしゅくを買ったも…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

取引業者の指摘で判明した違法行為の隠蔽を図った事例~ミスタードーナツ事件(1)

 前回に続いて,今回は,取引業者の指摘で判明した違法行為を改善・公表することなく,むしろその隠蔽を図ったことが後日発覚するに至ったケースとして,ミスタードーナツ事件を紹介します。 【事案の経緯】  ダスキン㈱が経営する「ミスタードーナツ」で販売する中国製肉まんに,2000年秋頃未承認の酸化防止剤TBHQ(tert-ブチルヒド…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

伊藤ハム,工場井戸水のシアン検出で製品自主回収へ

「判断ミス」「認識甘かった」と幹部陳謝 シアン検出で伊藤ハム会見【25日産経新聞】 【シアン検出】公表まで1カ月 伊藤ハム「担当者の報告遅れた」【26日産経新聞】 委託製造64万袋も回収 伊藤ハムのシアン問題 生協などの13製品【27日東京新聞】 伊藤ハムの東京工場内の井戸水からシアン化合物が検出された事件については,…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

トナミ運輸事件(3)~どうすれば自浄作用を発揮できたか?

  本件では,一審判決においても唐突な印象と前置きされているものの,通報者から副社長への直訴,及び岐阜営業所長への直訴がなされています。これらは,ヤミカルテルそのものについてのものではなく,法令違反という意味では程度の小さい中継料問題についてのものではありますが,しかし,この直訴が無視されたことをもって,被告会社においては自浄作用を期待…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

トナミ運輸事件(2)~一審判決と控訴審での和解

 前々回に続き,トナミ運輸事件の一審判決と控訴審での和解をご紹介します。 【判決概要】  一審の富山地裁は,原告の本件内部告発は正当な行為であって,法的保護に値するというべきであり,被告は,原告が内部告発をしたことを理由に,これに対する報復として,原告を異動させた上,原告を極めて補助的で特に名目もない雑務に従事させ,更に長期間に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「内部告発で報復」と三菱重工社員が出向取り消しを求める

【 社内の不正行為を告発したら、仕事を取り上げられ、不当に出向させられたとして、三菱重工業(本社・東京)の男性社員が同社に、出向の取り消しと慰謝料など110万円の支払いを求める労働審判を神戸地裁に申し立てた。男性は「善意の内部告発に対する明らかな報復行為だ」と主張。同社は「業務上の都合によるもので、内部告発とは関係ない」と反論している。…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

内部通報への対処に失敗した事例vol.1~トナミ運輸事件(1)

 本日からは,内部通報制度がありながらそれが機能しなかった事例,あるいは,制度は導入されてはいなかったものの,実際になされた内部通報への対処に失敗した事例を紹介して,あるべきコンプライアンス体制を考えてみたいと思います。  まず,最初にご紹介する事例は,昭和40年代に起きた事件ですが,つい最近まで裁判で係争されていた「トナミ運輸事…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more